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2025 年 07 月 18 日

外国人入国記録(EDカード)の電子化について

海外から日本へ入国する際、飛行機の中で配られる「外国人入国記録(EDカード)」。
氏名や生年月日、滞在先などを手書きで記入し、入国審査官に提出する、お馴染みの手続きですよね。
しかし、近年、日本の出入国審査は、デジタル技術の導入によって大きく進化を遂げています。

「もうEDカードは必要ないって本当?」
「スマホで手続きできるの?」
「デジタル化で何が変わるの?」

しかし、このデジタル化は、単なる紙からデータへの移行以上の意味を持ち、あなたの日本での「入国体験」や「滞在中の利便性」を根本から変える可能性を秘めているんです。



1. 「外国人入国記録(EDカード)」の電子化とは?:ペーパーレス化のその先へ
これまで、日本に入国する外国人旅行者は、機内で配布されるまたは空港で入手する「外国人入国記録」(通称:EDカード、Embarkation/Disembarkation Card)に必要事項を記入し、入国審査時に提出することが義務付けられていました。
しかし、この手書きのプロセスは、記入ミスや読解の困難さ、そして大量の紙の管理といった課題を抱えていました。

そこで導入が進められているのが、このEDカードの「電子化」です。
これは、単に紙のカードがなくなるというだけでなく、入国審査の効率化、データ管理の精度向上、そして何より利用者の利便性向上を目指した、日本の出入国管理システムの大きな変革なんです。



2. 「電子化EDカード」の具体的な利用方法:あなたのスマホがパスポートに?
現在、外国人入国記録の電子化は、主に「Visit Japan Web(VJW)」というオンラインサービスを通じて進められています。

Visit Japan Web(VJW)とは?
VJWは、デジタル庁が提供する、入国手続(入国審査、税関申告、検疫)の一部をオンラインで行えるウェブサービスです。
スマートフォンやPCからアクセスし、必要事項を入力することで、それぞれのQRコードが発行されます。
空港では、そのQRコードを提示するだけで、これまで手書きで行っていた手続きの一部が免除・簡素化される仕組みです。



3. まだ完全な「ペーパーレス」ではない?: 過渡期における注意点
VJWによる外国人入国記録の電子化は進んでいますが、現時点(2025年7月現在)で完全に紙のEDカードが廃止されたわけではありません。

いくつかの注意点があります。

VJWの利用は「任意」: VJWは便利なサービスですが、その利用は義務ではありません
引き続き、空港で紙のEDカードを入手して手書きで記入し、提出することも可能です。
ただし、VJWの利用が推奨されており、利用しない場合は審査に時間がかかる可能性があります。

全ての空港で顔認証ゲートが導入されているわけではない: VJWを利用すると、一部の空港で顔認証ゲートの利用も可能になりますが、全ての国際空港で導入が完了しているわけではありません。
また、混雑状況やシステムの状況によっては、通常の審査ブースに案内される場合もあります。

システム障害や通信環境への備え: スマートフォンなどの充電切れや故障、インターネット接続不良などにより、QRコードを提示できない事態も想定されます。
念のため、QRコードをスクリーンショットで保存しておく、あるいは紙に印刷しておくなどの備えをしておくと安心です。

「検疫手続」「税関申告」もまとめてデジタル化を!: VJWは、外国人入国記録だけでなく、「検疫手続(ファストトラック)」や「税関申告」もまとめて電子化できます。
それぞれ個別にQRコードが発行されるため、日本入国時には、これらもまとめて電子化しておくことで、よりスムーズな手続きが可能になります。



※スマートフォン等の操作に不慣れな方や未成年者については、これまでの外国人入国記録(紙のEDカード)を利用することができます。

◆対象者◆
新規入国する外国人(再入国(みなし再入国含む)及び特例上陸は対象外です。)

◆利用方法◆
Visit Japan Webにアカウント登録の上で、アプリ上の外国人入国記録メニューを利用してください。


出典・参照:外国人入国記録(翻訳併記版)

出典・参照:Visit Japan Web

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